みなさんパチンコとかスロットとか競馬とか、ギャンブルはするでしょうか?
ギャンブル依存症だった話
実はわたしは、6年間ぐらい、いわゆるギャンブル依存症でした。
パチンコ、特にスロットにハマっていて、毎日毎日朝から晩までパチンコ屋に入り浸ってました。
18歳からハマってしまい、ほとんど大学にも行かずに朝からパチンコ屋の開店待ちに並んで、閉店の23時くらいまでパチンコ屋にいました。
スロットを打っている最中は、昼食はほとんど摂らず、トイレも極力我慢してなるべく回数を少なくできるようにしていたくらいです。
また、家に帰ってからも、スロットの研究をしたり、翌日の作戦を考える。そしてまた朝からパチンコ屋に並ぶという生活を繰り返していました。
それだけの時間を費やしていて、勝ちには徹底的にこだわっていたので、収益としてはけっこう良くて、新卒で就職して手取りで貰えるような額は超えていたのを覚えています。
ただ、それでもやはりギャンブルなので、収益がヘコむときもあり、ご飯が買えなくてもやし生活をしたり、友達に助けてもらったこともありました。
ある意味、それまでの人生で経験のないくらいに1つの物事にハマっていたので、それは突き抜けた成功体験でもあります。
しかし、多少なりとも周りに迷惑は掛けてしまっていましたし、何よりギャンブルに依存していた最中は、孤独感とか焦りのようなものは漠然と感じていました。
一人暮らしだったので誰かに怒られることはないし、別に友達が少ないわけでもなかったのですが、孤独感、焦りは消えません。
それでもギャンブルを辞められなかった理由はいくつかあって、1つは、それで生計が成り立っていたことです。
大学時代は仕送りを貰っておらず、家賃も自分で払っていましたが、スロットで得る収入と奨学金で生活できていました。
逆に言うと、スロットを辞めたらバイトをしなければならなくなるわけですが、スロットで波があるとは言え、20万円近い収入が毎月あったので、普通のバイトをするのがバカバカしくなってしまっていたんですね。
大学時代の途中からは、もともとギャンブルなんかやらない友達にスロットのノウハウを教え込んで、パチスロのチームを組織していたくらい、本気でのめり込んでいました。
スモールビジネスと言ったらおおげさかもしれませんが、そのくらいの規模で収入があったのは事実です。
スロットを辞められなかったもう1つの大きな理由は、単にスリリングだったからです。
当時のスロットはまだ規制も緩く、10万円突っ込んで20万円回収する、というような打ち方も中には残っていました。
そうなると、通常の大学生活ではなかなか味わえないようなスリルを体感できます。
投資した10万円が回収できるかどうかが、この当たりに掛かっているとなれば、ドキドキしますよね。それが最高で辞められませんでした。
クリスマスも正月も関係なくパチンコ屋に入り浸っていたので、当時付き合っていた彼女には愛想を尽かされて別れました。それでもパチンコ屋に通っていました。
大学を卒業したら、東京に行ってスロプーになろうと本気で思っていましたし、雑誌やYOUTUBEで見るスロプーの人達は大したことがなく、これなら勝てるとも思ってました。
そんなわたしですが、大学卒業と同時にちゃんと就職して、大手企業のサラリーマンになっています。
今ではごく稀に暇つぶしでパチンコ屋に行く事はありますが、特に打ちたいという気持ちは湧いてこなくなりました。
どうやってギャンブル依存症を克服したかという話を、次回以降でご紹介したいと思います。