世代間の感覚差について
『最近の若者はけしからん!』
というような物言いは
いろいろな所でよく聞きますよね。
上の世代からしたら
考えられないような発言や
非常識に思える行動に
遭遇したときに、こんな言葉が
使われていると思います。
しかし、本当に最近の若者は
けしからんのでしょうか?
当然、答えはノーです。
最近の若者は江戸時代から変わっていない
この『最近の若者は~~』という言葉は
実はかなり昔から使われています。
どのくらい昔かと言うと
なんと江戸時代の文献に
同じようなニュアンスの言葉が
残っているそうです。
つまり、江戸時代の若者も
『最近の若者は~~』みたいな
小言を言われていたわけです。
これちょっと面白いですよね。
今の若者に対して
『最近の若者は~~』とか
言っている人たちも
若いときは、上の世代から
『最近の若者は~~』と
言われていたということです。
世代間の感覚差から
生まれる感情なので
たぶん無限ループで
脈々と受け継がれていくのでしょうw
若者の感覚のほうが正しい
前置きが長くなりましたが
若い世代とそうでない世代には
いつの時代も感覚差が生じるものです。
そして、どちらが正しいかという話になると
若者の感覚のほうが社会的には正しいのです。
感覚論になると、別に個人個人で
好きに持っていればいい話ですが
社会としては、若者の感覚を
受け入れざるを得なくなります。
例えば、会社に新人が入ってきたとします。
彼は、上の世代と違って
有給は全て使いたがりますし
残業もしたくありません。
古い感覚でいくと
そんなのふざけるな!という所ですが
社会的には若者のほうが正しくなります。
というより、今後は
そういう感覚を持った世代が
増えていき、会社の中心を担っていくので
それに合わせて仕組みを変えないと
生き残れなくなりますよね。
まず第一に人材を確保できなくなります。
なので、会社を経営するにしても
部下・後輩を育成するにしても
若い世代の考え方に合わせて
仕組みをつくる必要があります。
若者の感覚を身に付けるには
では、最近の若者の感覚を
理解し、身に付けるには
どうすればいいでしょうか?
これは単純に、できるだけ
若い世代と接点を持って
その考え方を受け入れることです。
同時に、自分より上の世代、
特に頭の硬い人とは
少し距離を取りましょう。
基本的に、若者に嫌われている
おじさんとは距離をとったほうが
良いと思います。
そうすれば、自然と若い世代の
考え方に寄っていきますし
自分自身を若く保つことができます。
『最近の若者は~~』とか
言ってしまう人はやばいので
十分注意しましょう。
今の若者って優秀な人が
多いと思いますよ。