働き方

郷に入っても郷に従うな

日本の閉塞感

日本では昔から
『郷に入っては郷に従え』という
言葉があります。

『石の上にも3年』とかも
そうですが、なんだか非常に
悪い意味で日本的な言葉ですよね。

これらの言葉が示しているように
日本では、同調圧力がとても強く
変わったことをすると村八分に合います。
また、頑張って回りより抜きんでた
成果を上げると、出る杭として
すぐに足を引っ張られ
打たれてしまいます。

こんなことで誰が
得をするのかはわかりませんが
日本には確かにそんな良くない
空気が蔓延しています。

郷に入ると洗脳されて感覚が麻痺する

郷に入って、最初のうちは
どんなものか知るために
郷に従うのも悪くないかもしれません。

しかし、長く郷に従っていると
その環境に洗脳され
自分が持っている違和感とか
不快感が麻痺してきて
しまうんですよね。

会社でも何でもいいですが
単一のコミュニティに
長く所属し続けていると
この傾向が強くなります。

そうやって洗脳されると
もともと自分が持っていた
感情を無視したところで
日常が回っていってしまいます

なので、郷に入っても
郷に従わず、しっかり
自分を持ち続けないと
ずっと単一のコミュニティに
縛られ続ける人生になってしまうんです。

自分を保ち続ける方法

ではどうすれば
郷に入っても自分を
保ち続けることができるのか。

ポイントは2つあって
1つ目は、複数のコミュニティに
所属することです。

ずっと同じコミュニティだけに
所属していると、同じ
コミュニティ内の人としか
接することがないので
必然的に洗脳されやすくなります。

よく学校でいじめられて
不幸にも自殺してしまう若者や
夫にDVをされて苦しみ続ける
専業主婦と同じ構造です。

1つのコミュニティにしか
属さない人にとっては
そのコミュニティが
世界の全てなのです。

なので、コミュニティ内で
イヤなことがあっても
その世界で頑張るしか
選択肢がないんですね。
こうなると自分から
洗脳されに行っているような
ものなので、なるべく自分で
複数のコミュニティに
所属するよう意識しましょう。

コミュニティの種類は
会社組織でも習い事でも
地域の集まりでも
何でもOKです。

郷に入っても自分を
保ち続ける2つ目のポイントは
肌感覚でイヤだと感じたことを
自分で無視しないことです。

日本では、イヤだと思った事を
『イヤだ』と言って突き通すと
我慢が足りないと言われます。

でも、肌感覚で直感的にイヤな事って
頭の中でどう自分を納得させようと
したって、結局大きなストレスに
なってしまうんですよね。

直感的に自分がイヤだと
感じる感覚は大事にしましょう。
この感覚を無視して生きたら
楽しい人生は絶対に送れません。

最近の若者はしっかりしている

こういう文脈で言うと
最近の若者はさすがに凄くて
先に挙げた2つのポイントを
よく実践していると思います。

スマホネイティブ世代は
インターネット上で簡単に
コミュニティを探して
自分に合うコミュニティに
所属してみるという事を
やっています。
また、肌感覚でイヤな事の多い
サラリーマンにはならず
自由な生き方を選択する人
一気に増えていますよね。

さらに、そういう生き方を
している人をSNSで簡単に
見つけられるので
この傾向はますます
強まっていくことでしょう。

というわけで
若者に小言ばかり言う
オヤジが多いですが
少しは若者を見習ってみたら
どうでしょうか。