
文科省局長が受託収賄容疑で逮捕される事件がありました。
受託収賄容疑で文科省局長逮捕=大学支援事業で便宜-子の不正合格見返り・東京地検
リンク切れなので打ち消ししました(2019年1月4日)
文部科学省の私立大学支援事業絡みの話で
大学にとって有利な扱いをする見返りに
自分の子どもを大学受験で合格させてもらったという
なんだかお粗末な事件です。
権力の乱用とか突っ込みどころはたくさんありますが
今回は子育ての観点から考えてみましょう。
子どものためのつもり?
まず、この人は子どもの事を思ってやったのかもしれませんが
結果的に、我が子の人生を一撃で壊してしまいましたね。
そもそもこの収賄を子どもが知っていたかどうかは不明ですが
なんとも罪深い父親です。
こういう事件を例に出すと極端と言われそうですが
私は常々、親は子どもに何も干渉すべきではないと考えています。
子どものためを思って親が起こすアクションは
だいたい考え方や価値観を押しつけているだけだからです。
それがエスカレートすると、今回みたいに
事件にまで発展してしまいます。
親の価値観は古い時代のもの
そもそも、親の価値観は親世代で通用していた価値観なので
子どもの時代には通用しないことがほとんどです。
今でも多くの親が、いい大学に行って大企業に入って
安定して暮らすのが幸せだと考えていますが
今の時代だとそれは幻想ですからね。
なので、親が子どもに対してできることは
子どもが何かやりたいと言ったときに
そのチャンスを提供することだけ。
無理に勉強させたりせず、ひたすら興味のあることを
やらせてあげればそれでいいのです。